・おわりに

 

正直な所、充実感や達成感はある。今教員を辞めても後悔はしないと思う。それぐらいにこれまでの人生では経験できなかった密度の濃い三年間を過ごした。本当に良い経験をさせてくれたことに感謝したい。自分自身、金八先生が教員を目指すきっかけだが、自分は金八とは遠くかけ離れた存在だと感じている。金八先生は話術と行動力でクラス経営をしているが、私には話術がない。話術のない教員がどのようにクラス経営を行うのか、それが問題であった。揺るがない気持ちと生徒の事を第一に考え、まっすぐにぶつかる。自分には心で勝負するしかなかった。

金八先生を見て、金八先生の様になりたいと思い、教員を目指した。そして、教員として、担任教員を続けていくうちに、金八先生の様にはなりたくない自分が居た。自分には話術が無いからではなく、話術で言葉巧みに教員生活を過ごしている人達に違和感を覚えるようになった。自分とは進むべき路線が違う、そう思うのである。偏見になるかもしれないが、言葉巧みに集団を先導する教師にだけはなりたくない。

言葉ではなく、暖かく見守る思い、その思いが通じるか通じないかは分からないが、私はそれで行こうと思う。心で勝負、それが、私が到達した教員としての進むべき道なのだと。

著書の一部を載せました。完成版をぜひ、購読してもらえたらと思います。 


完成版ができました。