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年目の苦悩 38 著作
昨年と大きく違う点は、団付きから副担になった事。この担当した、クラスが大変であった。
クラス経営の難しさを痛感する1年となった。副担任という立場でクラス経営を経験出来た事は後の正担任になった時に役だった。
問題行動の多い生徒に対して、当時の私は、大きな声で怒鳴るだけの芸のない教員であった。常勤講師という不安定な立場や今後の焦り、教員としての未熟さを痛感していた。
威圧的に叱った場合、その場では、こちらの言う事を聞いてくれても、後が続かない。生徒は不満が残ってしまい別の場所でそのうっぷんを晴らそうとする。
結果、問題の多いクラスとなり、問題が多いからまた怒鳴る、その不満を生徒はまた、何処が別の場所で晴らす。この悪循環になった。
また学校側の言う通りに真面目に生徒を指導し過ぎた事も、生徒との間に亀裂を残すだけになってしまった。
この1年で学習した事は、担任は学校と生徒の間に入って時には、生徒を学校から守る必要がある事。怒鳴り散らすだけの教員は最悪で、偶にきつく叱るぐらいが丁度良い。
教師1年目は甘くなり過ぎて失敗、2年目は逆にきつくし過ぎて空回り、何事も程々が1番だ。
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