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26歳の春、かつてからの夢であった大学生にとしての生活をスタートさせた。

 

いい歳だったので、サークル活動などの楽しい大学生活とは縁の遠い、地味な大学生活となった。

 

金銭的な問題で学業とアルバイトの両立が必要であった。夜はうどん屋、深夜に工場で働いた。工場の方は1年ぐらいで辞めて、うどん屋に関しては、けっきょく4年間続けた。

 

企業化されたうどん店なので、麺は毎日工場から送られ、また、出汁やその他の具材もほとんどが宅配されてくる。私自身、飲食店の経験者なので、それほど難しくなく、業務を簡単にこなす事ができた。

 

また、学業を優先させてもらい、私のわがままを聞いてくれて、便宜を図ってもらった職場であった。

 

そして、うどん屋での日々が2年を過ぎた頃には、アルバイトながら、社会保険の加入を許されて、時間帯の責任者にまでなった。私自身、社会保険に加入するのは初めてで、少しは保障された生活が送れると思った。


 飲食業界では、大企業が経営している大型店では正社員が社会保険に加入できるのは当たり前だが、個人が経営している飲食店で、社会保険に加入できるケースは稀であった。私自身が経営していた飲食店でも、もちろん、社会保険という概念はなかった。


 そのため、飲食店で正社員で働いた経験は何度かあるが、社会保険には加入したことがない状況になっていた。いかに飲食業会がブラックかと言うことが分かってもらえると思う。


 うどん屋での日々はそれなりに、やり甲斐もあり楽しかったが、いい年をして、うどん屋でアルバイトをしている現実がとても恥ずかしいと感じていた。なので、誰にもうどん屋でアルバイトを行っている事を黙っていた。


また、現在そのうどん屋は外国にまで出店する大企業にまで成長している事には驚きだ。