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番の夢をかなえるために、高校教師になる為の大学選びがはじまった。
これまで、私は大学と言えば高校3年生で普通に受験して昼間に通うものだと思っていた。しかし、
大学で学ぶ方法は多岐に渡っており、通学制以外に夜学や通信制などがあった。また、入学する方法も多岐に渡っており、編入や社会人枠など個々の状況に応じて大学進学の道が開かられていた。
私が大学を選んだ基準は、社会科の教員免許が取れて、なおかつ、歴史の勉強が出来る事であった。また、就職と自己満足の為に、ある程度ネームバリューのある大学が検討された。また、どうせなら、今まで住んだことない関東地方の大学へ行きたいと感じた。
法政大学の文学部史学科に受験する事を決めた。中学社会科、高校地理歴史、公民の免許が取れ、また、ネームバリューもあった。昔から、東京6大学に対しては強い憧れがあり、入学するのが夢であった。
そして、法政大学文学部史学科に入学する事が決った。自分の条件にビッタリと合う大学で、この選択肢で正解であった。
また、年齢的なものもあり、親や知り合いには大学進学のことを黙っていた。まともに、大学の事を言えるようになったのは、卒業がほぼ確定された4年後の事であった。今思えばもう少し早めに打ち明けて、金銭的な援助や協力をしてもらったほうが良かったと思う。変な意地は人生にとってマイナスにしかならないと感じた。
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