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お店は昼は丼屋、夜は居酒屋という2段構えのお店であった。

 

開店当初、地元のテレビ出演や若いオーナという事で話題もあり、地域では少し話題のお店であった。

 

しかし、今思えば若すぎた。何もかもが未熟で中途半端であった。

朝から夜中遅くまで、働くには無理があるし、お店の売りも定まらなかった。

 

開店当初は、昼はかつ丼を売りにしていたが、昼、夜中までの営業では精神的にも肉体的にも無理があり、昼の営業を止めたり、また、うどん屋として復活したりと目的が定まらなかった。

 

夜の営業も昼との区別が曖昧で、居酒屋であったが、丼屋として来店するお客さんがいたり、また、生レバーが人気メニューになって、それを目当てにお客さんが来るようになった矢先に、狂牛病が世間を騒がすようになり、人気メニューも定着しなかった。

 

もう何がなんだか、何屋かよく分からなくなり、経営戦略も立てにくい、何でも屋の様な飲食店になってしまった。

 

「お店の売りは?」と聞かれて、即答できないようでは、経営はうまく行かなくて当たり前である。

 

自分自身もなんでもありのよく分からない人間なので、自分自身を体現してしまうようなお店と言えば、それまでである。

 

お店の売りがはっきりと決っていなければ、お客さんの定着も難しく、宣伝をするにも、何を宣伝したらいいのか曖昧になってくる。

 

アピールする商品が多すぎると、お客さんの記憶には残りにくいので、何か当店の絶対的な売りになる商品の開発が急務であった。

 

しかし、日常の忙しい業務に追われて、当店の売りになる商品開発は道は険しかった。

 

そんな大変な状況であったが、なんとか、若さと体力でお店を続けた。

 

しかし、その自慢の体力も、限界が来ている事をこの時の自分は知らなかった。